7 -
メーターパネル
メーターパネルの取り外しは、セクション P 4,“メーターパネルの取り外し”を参照してください。
 メモ
スペアパーツとして提供されるメーターパネルは完成した単一コンポーネントなので、内部の部品を交換することはできま
せん。
 重要
メーターパネルを交換した場合は、キーの再プログラムを行う必要があります。
メーターパネル
メーターパネルは液晶デジタルディスプレイから構成されています。
ディスプレイに表示される情報は、2 つの制御ボタン(1)および(2)、方向指示器解除ボタン(3)、およびハイビーム点滅ボ
タン(4)によって操作できます。 デジタルディスプレイの下には、6つのパイロットランプ(片側3つずつ)のほかに3つの補助パイロットランプがあり、リミッターの限界に到達したことを知らせます。
メーターパネルには、周囲の光の強度を検出するセンサーが搭載されています。 検出された光の量に応じて、メーターパネルが自動的にバックライトを点灯または消灯します。 メーターパネルには内部温度のセンサーもあり、温度が高すぎる場合は(70 ℃)、メーターパネルを損傷しないためにバックライトを消灯するようメーターパネルに通知します。
メーターパネルには気圧センサーが内蔵されています。 エンジンコントロールユニットは、CAN (controller area network)
シリアル通信ラインを通してこのデータを取得します。
パイロットランプ
メーターパネル上には以下のパイロットランプが表示されます。
5
ニュートラルパイロットランプ N(緑)ギアポジションがニュートラルのときに点灯します。
6
燃料警告灯(橙色)燃料タンクの残燃料が 約3.5リットルになったときに点灯します。
7
方向指示器パイロットランプ(緑)方向指示器の作動時に点滅します。
8
エンジンオイルプレッシャーパイロットランプ(赤)エンジンオイル圧力が低すぎるときに点灯します。イグニッションスイッチを ON にすると点灯し、通常はエンジン始動後に数秒で消灯します。エンジン温度が非常に高い場合に数秒間点灯することがありますが、エンジン回転数の上昇とともに消灯します。
9
ハイビームパイロットランプ(青)ライトがハイビームのときに点灯します。
10
“車両/エンジン診断 - EOBD”パイロットランプ(橙色):“エンジン”かつ/または“車両”のエラー、およびエンジンの作動禁止を伴うエラーが発生した場合は、エンジンコントロールユニットによりこのパイロットランプが点灯します。
11
- パイロットランプ 11B + 11C: 400 rpm でリミッター前に点灯。
- パイロットランプ 11A + 11B + 11C: 800 rpm でリミッター前に点灯。
- パイロットランプ 11A + 11B + 11C: リミッターに達した時に点滅。
 
ディスプレイの設定と表示
キーをOFFからONに回して始動すると、メーターパネルがLCDの全ての数値の桁を 1秒間作動させ、パイロットランプを順に点灯させます。
続いてスピードが表示される場所に、“通常”と表示され、速度の変わりに、車両、モデル、およびバージョン(ヨーロッパ、英国、米国、カナダ、フランス、日本)も 2秒間表示されます。
モデルのバージョンは、1度だけ“流れて表示”されていきます。
Key-On の状態で、メーターパネルには絶えず以下の情報が表示されます(以前に有効になっていた機能は無効になります)。
-
-
-
-
この時点で、ボタン(1)“s”を押すと、オドメーター機能(TOT)から以下の機能へ移ることが可能です。
-
-
燃料トリップメーター(有効な場合のみ)
-
-
この後 オドメーター機能(TOT)に戻ることができます。
ボタン(2)“t”を押すと、システムは MENU に入り、以下の機能を順に表示します。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
 重要
このメニューは車両のスピードが時速 20 km/h 以下の場合のみ有効です。この MENU モードに入っているときに車両のスピードが時速 20 km/h を超えた場合は、メーターパネルはこのモードから自動的に初期表示に移ります。どのような場合でもボ
タン(2)“t”を 3秒間押すと、このメニューを終了させることができます。
総走行距離インジケーター“オドメーター”
この機能は総走行距離インジケーターを表示するものです。
Key-On の状態で、システムは自動的にこの機能に入ります。
数値は永久保存され、ゼロクリアすることはできません。
数値が 99999 km (または 99999マイル)を超えた場合は、99999 の数値がそのまま永久的に表示されることになります。
車両の速度表示
この機能は、車両の速度を表示します。
メーターパネルではエンジンコントロールユニットから実際の速度情報(時速 km/h で算出)を受信し、そのデータに 8% 上乗せして表示します。
表示される最大速度は 299 km/h(186 mph)です。
値が 299 km/h(186 mph)を超える場合は、メーターパネルには“- - -”(点灯)のラインが表示されます。
エンジンオイルインジケーター
この機能は、エンジンオイル温度インジケーターの表示するものです。
 
表示:
-
温度が -40 ℃~+70 ℃ の間にある場合は、ディスプレイには“状態2”が表示されます
-
温度が +71 ℃~+90 ℃ の間にある場合は、ディスプレイには“状態 3”が表示されます
-
温度が +91 ℃~+175 ℃ の間にある場合は、ディスプレイには“状態 4”が表示されます
-
温度が +176 ℃~+187 ℃ の間にある場合は、ディスプレイには“状態 5”が表示されます
-
温度が +188 ℃~+192 ℃ の間にある場合は、ディスプレイには“状態 6”が表示されます
-
温度が +193 ℃~+196 ℃ の間にある場合は、ディスプレイには“状態 7”が表示されます
-
温度が +197 ℃~+199 ℃ の間にある場合は、ディスプレイには“状態 8”が表示されます
-
温度が 200 ℃ の場合は、ディスプレイには“状態 9”が表示され、印が点滅され表示されます。
センサー不良の場合は、ディスプレイには“状態 1”が点滅して表示されます。
リセット後の走行距離インジケーター“トリップメーター”
この機能はリセット後の走行距離を表示するものです。
この機能に入っているときボタン(1)“s”を 3秒間押すと、数値がリセットされます。
数値が 999.9 を超えると、トリップメーターはゼロクリアされて、自動的に再びゼロからカウントされます。
システムの数値の単位が“特殊設定”機能で変更された場合は、常にこの機能の走行距離はゼロクリアされ、走行距離は設定された新しい単位によって、再びゼロからカウントを開始します。
 
リザーブタンクの走行距離インジケーター“燃料トリップメーター”
この機能はリザーブタンクの走行距離を表示するものです。
燃料警告灯(6)が点灯したときに、どの機能が表示されても、自動的に燃料トリップメーターに切り替わります。
リザーブタンク使用の状態が続く場合は、値は Key-Off にした後でもメモリに記憶されています。
車両がリザーブタンク使用の状態から脱した場合は、自動的にカウントは終了します。
数値が 999.9 を超えると、カウンターはゼロクリアされて、自動的に再びゼロからカウントを開始します。
定期メンテナンスインジケーター
定期メンテナンスを表示します。
定期メンテナンスの時期に達すると、インジケーター()が点灯して知らせます。
以下の走行距離に達すると、インジケータージがメーターパネルに表示されます:
-
総走行距離が最初の 1000 km に達したとき
-
その後 12000 km ごと。
インジケーターはリセットされるまでメーターパネルに表示されます。
 
バッテリー電圧インジケーター(BATT)
ここではバッテリー電圧インジケーターの機能について説明しています。
この機能を表示させるには、メニューに入り、“BAT”のページに入いります。
バッテリー電圧に関する情報を、以下のようにメーターパネルに表示します。
-
数値が 12.1V から 14.9 V の範囲にある場合は、点灯表示となります。
-
数値が 10.0V から 12.0 V、または 15.0V から 16.0 V の範囲にある場合は、点滅表示となります。
-
数値が 9.9 V 以下の場合は、“LO”の文字が点滅し、続いて“車両/エンジン診断 - EOBD”パイロットランプが点灯します(10)。
-
数値が 16.1 V 以上の場合は、“HI”の文字が点滅し、続いて“車両/エンジン診断 - EOBD”パイロットランプが点灯します(10)。
エンジンのアイドリング調整(RPM)
この機能はエンジンのアイドリング調整について説明しています。
この機能を表示させるには、メニューに入り、“RPM”のページに入いります。
ディスプレイには最高回転数スケールのほかに、より正確に“アイドリング”調整を行うために回転数(rpm)を数字で表示します。
メーターパネルのバックライトの調整(LIGHT SET)
この機能では、メーターパネルのバックライトの明るさが調整できます。
この機能を表示させるには、メニューに入り、“LIGHT SET”のページに入いります。
このページに入いり、リセットボタン(3)を3秒間押し続けると調整に入り、以下のページを順に表示します。
1ページ目 -“LIGHT MAX”設定
このページでは、バックライトは一番明るい状態です。 ボタン(1)“s”を押すと2 ページ目に移ります。
2ページ目 -“LIGHT MID”設定
このページでは、バックライトは一番明るい状態から約 30% 減少した明るさになります。 ボタン(1)“s”を押すと 3ページ目に移ります。
3ページ目 -“LIGHT MIN”設定
このページでは、バックライトは一番明るい状態から約 70% 減少した明るさになります。 ボタン(1)“s”を押すと 1ページ目に戻ります。
 
これら 3 ページのうちのどのページにあっても、リセットボタン(3)を 3秒間押し続けると、メーターパネルは“LIGHT SET”のページに戻り、選択されたバックライトの明るさがメモリーに記憶されます。
 
ただしバッテリーが突然途絶えた場合は(Batt-OFF)、バッテリー電圧を復元し、その後 Key-On にしても、バックライトの明るさは最も明るいレベルが設定されます。
 
ラップタイムの起動と表示(LAP 機能)
ここではラップタイム表示の機能について説明しています。
この機能を作動させるには、メニューに入り、リセットボタン(3)を 3秒間押して LAP を On にします。
ストップウォッチのスタートとストップは、左ハンドルバーの FLASH ハイビーム点滅スイッチ(4)を使用して実行します。
Flash ボタンが押されるたびに、ラップタイム機能が有効になり、メーターパネルには 10秒間ラップタイムが表示され、
その後“通常”表示に戻ります。
記憶可能な最大ラップタイム数は30です。
メモリーが一杯の場合は、FLASH ボタンが押されると、ラップタイムは記憶されず、メーターパネルには 3秒間“FULL”の文字が点滅します。これはタイムがリセットされるまで続きます。
メニューで LAP 機能が非作動の場合は、ラップタイムは記憶されません。
LAP 機能が作動中、突然メーターパネルが消灯(Key-Off)された場合は、LAP 機能は非作動となります(ストップウォッチが作動していても、ラップタイムは記憶されません)。
タイムが全く“停止”されなかった場合、タイムが 9分59秒99に達した時点でストップウォッチは 0 (ゼロ)からカウントを再開し、機能が作動停止されるまでカウントは続きます。
また LAP 機能が作動中で“メモリ”がゼロクリアされておらず、記憶されたラップが 30ラップ以下(例えば18ラップ以下が記憶済み)の場合、ダッシュボードはメモリが“一杯”になるまで残りのラップを記憶します(この場合はあと残り12ラップが記憶可能)。
この機能では、ラップタイムの表示のみが設定されています。ラップメモリー機能の全データを完全に表示するために、他のデータ(エンジン最高回転数、最高値に達した場合リミッター)も同様に記憶されます。
記憶データの表示(LAP メモリ)
LAP 機能で記憶されたデータを表示します。 ラップタイム、最高速度、エンジン最高回転数(限界値に達した場合)。
記憶されたタイムを表示するには、メニューに入り、“LAP MEM”のページに入ります。
メニューのこのページで、リセットボタン(3)を 3秒間押すと、“第1番目のラップ”が表示されます。 メーターパネルにはラップ数とそのラップにおいての、ラップタイム、最高速度、エンジン最高回転数が表示されます。
ボタン(1)“s”を押すと、記憶された 30タイムがスクロールし、その後第 1 番目のラップに戻ります。
記憶されたタイムの表示中に、リセットボタン(3)を 3秒間押したままにすると、瞬時に記憶されたタイムが全てゼロクリアされます。 この場合、LAP 機能が作動していた場合は、自動的に非作動になります。
メモリにデータが何も記憶されていない場合は、ストップウォッチが“00.00.00”エンジン最高回転数 = 0、および最高速度 = 0 といっしょに 30タイムが表示されます。
周回中、エンジンがリミッターの前の 2 つの閾値のうちの 1 つ、またはリミッターそのものに達した場合は、記憶されたタイムの表示中、関連したパイロットランプ(11A)、(11B)および(11C)が点灯します。
DDA データ収集装置
この機能は DDA (Ducati データ分析機能)を作動させるものです(セクション P 10,“USB データ収集装置”を参照)。
データを収集するには、データ収集装置を車両の配線に接続しておく必要があります。
この機能を作動させるには、メニューに入り、リセットボタン(3)を 3秒間押して“DDA”を“On”にします。
機能が有効になると、DDA の文字が小さく表示され、メニューの外からでも絶えず見ることができます。
ラップセパレーターのスタートとストップは、左ハンドルバーの FLASH ハイビーム点滅スイッチ(4)を使用して実行します。
DDA 機能が作動中、突然メーターパネルが消灯(Key-Off)された場合は、機能は自動的に非作動となります。
DDA の消去
この機能で DDAデータ収集装置に保存されたデータを消去することができます。 データを消去するには、データ収集装置を車両の配線に接続しておく必要があります。
データを消去するには、メニューに入り、“DDAの消去”のページに入ります。
リセットボタン(3)を 3秒間押し続けると、DDA コネクタはデータを取得しなくなり、ディスプレイには 10秒間“WAIT...”の文字が表示されます。10秒経過すると、“消去 OK”の文字が 2秒間表示され、DDA データ収集装置のデータが消去されたことを確認します。
またリセットボタン(3)を 3秒間押し続けると、DDA コネクタがデータを取得している場合は、データ取得のメモリは消去されず、ディスプレイには 2秒間“消去失敗”の文字が表示されます。
 
時計の調整機能
ここでは時計の設定を行います。
時計をセットするには、メニューに入り、“TIME Set”のページに入ります。
このページに入いり、リセットボタン(3)を 3秒間押し続けると、調整に入ります。
この機能に入ると最初に“AM”の表示が点滅します。ボタン(1)“s”を押すと、PM が表示され点滅します。 ボタン(1)“s”を押すと、ひとつ前のステップに戻ります(時間が00:00になっている場合は、AM から PM に移ると12:00が表示されます)。
ボタン(2)“t”を押すと“時”の設定に入り、点滅します。 ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して 1時間ずつ進みます。 ボタン(1)“s”を押したままにすると、カウンターは 1 秒ごとに 1時間ずつ進みます(ボタンを押し続けている間は、「時」は点滅しません)。
ボタン(2)“t”を押すと“分”の設定に入り、点滅します。 ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して 1分ずつ進みます。 ボタン(1)“s”を押したままにすると、カウンターは 1 秒ごとに 1分ずつ進みます。ボタン(1)“s”を 5秒以上押し続けると数字が速く送られ、100 ms ごとに進みます(ボタン(1)“s”を長く押し続けている間は、「秒」は点滅しません)。
ボタン(1)“s”を押すと、時計設定モードを終了し、新しく設定された時間を表示します。
 メモ
電源が供給されなくなると(バッテリー OFF)、時刻データは失われます。 正常に機能する状態に戻ったとき
(バッテリーON)、時刻表示は 0:00 になるので、正しく設定し直す必要があります。
メーターパネルの診断
 重要
メーターパネルは、最後の Key-Off から 60秒後にシステム診断を実行します。
 
車両に異常部分が見られた場合は、表示されます。
複数のエラーが見られた場合は、3秒ごとに入れ替わって表示されます。
以下は表示されるエラー一覧表です。
 
イモビライザーシステムの解除手順
“イモイビライザーのロック”が発生した場合、メーターパネルから、以下に示されているように解除の機能に入り、“イモビライザーの解除”を実行することができます。
メニューに入り、“コード”ページに入ります。
 メモ
このメニューはイモビライザーにエラーが発生したときのみ有効となります。
 
メニューのこのページでは、初期コードとして“00000”が必ず表示されます。この段階で、リセットボタン(3)を 3秒間押すと、コードカードに記載されている電子コード入力の手順に入ります。
コードの入力:
この機能に入ると、左の最初の桁が点滅します。
ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
ボタン(2)“t”を押すと 2 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
ボタン(2)“tÅhを押すと 3 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
ボタン(2)“t”を押すと 4 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
ボタン(2)“t”を押すと 5 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
ボタン(2)“t”を押すと、コードを確認します。
この時点で、コードが正しく入力されると CODE の文字と入力されたコードが同時に 4秒間点滅します。“車両/エンジン診断 - EOBD”パイロットランプ(10)が消灯します。 続いてメーターパネルは自動的にメニューを終了し、“一時的に”エンジン始動を可能にします。
まだエラーが続き、メーターパネルに表示される場合は、Key-On に続いて再びエラーとなり、エンジンがロックされます。
またコードが正しく入力されなかった場合は、メーターパネルは自動的に“コード”メニューに戻り、コード“00000”を表示します。
方向指示器の自動“リセット”機能
方向指示器を作動させた場合、リセットボタン(3)で方向指示器をオフにすることができます。
方向指示器を作動させた後、1 km (0.6 マイル)走行しても方向指示器がオフにされなかった場合は、この機能により方向指示器は自動的に消灯されます。
方向指示器の作動は、電源が 16ボルト以上になった場合、無効になります(メーターパネルは“保護”になります)。電源が 6ボルト以下の場合、メーターパネルの“通常の”機能が保証されないため、方向指示器の作動は無効になります。
ヘッドライトの“グラデュアル”点灯/消灯機能
Key-On の状態でロービームライト(LO)を点灯すると、ライトがゆっくりと点灯していきます(点灯にかかる時間はおよそ2 秒)。
消灯時(Key-Off)もまた、ライトがゆっくりと消えていきます(消灯にかかる時間はおよそ 2秒)。
ロービームライトは直接メーターパネルから操作されるので、このライトを徐々に点灯し、また消灯する機能が可能になります。
ロービームライトの作動は、メーターパネルの電源が 16ボルト以上になった場合、無効になります(メーターパネルは
“保護”になります)。電源が 6ボルト以下の場合、メーターパネルの“通常の”機能が保証されないため、ロービームライトの作動は無効になります。
ヘッドライトの“インテリジェント”消灯機能
ヘッドライトが自動的に消えるので、バッテリーの消費を抑えることが出来ます。次の 2つの場合、この機能は作動します:
-
-
サービスメニュー
このメニューでは DUCATI ディーラーがいくつかの操作を実行することができます。
このメニューに入るには、ボタン(2)“t”を押し、同時にキースイッチを OFFからON に回します。
 警告
この“MENU”に入っているとき、その他の全ての機能は扱えなくなり、車両の始動が無効になります。
 
最初に表示される機能は、“イモビライザーの再プログラム”(00000 PRO)でなければなりません。
この時点でボタン(1)“s”を押すと、その他の機能“特殊設定”(UNIT SET)が表示されます。
新しい設定をするために新しい設定内容を記憶させた場合は、キースイッチを“ON”から“OFF”に回す必要があります。
次のキー ON 時には、メーターパネルは新しい設定で起動されます。
例:
-
-
イモビライザーの再プログラム
この機能では、キーが 1 本または両方とも紛失または破損した場合に、イモビライザーシステムの再プログラムを行うことができます。
この機能を表示させるには、“サービスメニュー”に入り、“0000 COD” のページに入いります。
メニューのこのページでは、初期コードとして “00000” が必ず表示されます。 この段階で、リセットボタン(3)を 3秒間押すと、コードカードに記載されている電子コード入力の手順に入ります。
コードの入力::
-
-
ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
-
ボタン(2)“t”を押すと 2 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
-
ボタン(2)“t”を押すと 3 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
-
ボタン(2)“t”を押すと 4 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
-
ボタン(2)“t”を押すと 5 番目の数値の設定に移り、その数字が点滅します。ボタン(1)“s”を押すたびに、カウンターが回転して毎秒 1 つずつ進みます。
-
A“s”のポジションに押して、コードを確認します。
この時点で、入力したコードが誤っている場合、ディスプレイには再び初期コード "00000" が表示されます。 コードの入力を誤った場合は、何度でもやり直すことができます。
コードが正しく入力された場合は、“Cod” の文字、および入力されたコードが同時に点滅します。 ここで、キースイッチを OFF に回します。
この時点から、イモビライザーシステムは新しいキー(1 本または複数)による再プログラムを待機している状態になります。 次のキー ON 時には、キーの再プログラムを行う必要があります。手順については、「イモビライザーのプログラム」を参照してください。
 メモ
この段階では、キーの再プログラムを行うまで、イモビライザーシステムによってエンジンがロックされます。
 警告
再プログラムを行う場合、メーターパネルは、新しいキーを挿入した後、再プログラムし古いキーをシステムから消去しますが、イモビライザーの最初のプラグラミングの間に記憶された 2 つの電子コードはどちらもメモリからは削除することはありません。 このことは、コードカードに記憶された電子コードが“イモビライザーの解除”と“イモビライザーの再プログラ
ミング”のプロセスの開始に使用されるということです。
コードカードの紛失
コードカードに記載されている電子コードを紛失すると、次の作業ができなくなります:
-
-
システム全体の機能を完全に回復するには、キーセット(黒いキー 2 本と新しいコードカード)とメーターパネルを交換し、イモビライザーを新たにプログラムする必要があります。
キーの紛失(1本のみ)
新しいキーを購入した後、この新しいキーと紛失せずに残っているキーを使用して、コードカードに記載されているコードを入力することによって再プログラムを行います。
キーの紛失(2本とも)
新しいキーを 2 本購入した後、これらの新しいキーを使用して、コードカードに記載されているコードを入力することによって再プログラムを行います。
キーキットの交換(新しいロック、新しいコードカード、新しいキー)
新しいキーキットを取り付けた場合は、新しいキー2本を使って再プログラムを行います(古いコードカードに記載されている電子コードを入力します)。
新しいコードカードは保管しておいてください。メーターパネルを交換した場合、つまり新しくプログラミングが必要になった場合に、有効になることがあります。
メーターパネルの交換
新しいメーターパネルを購入した後、イモビライザーシステムの通常のプログラム作業を行います。
キーを 1 本または両方とも交換した後のメーターパネルの交換
この特殊な場合にイモビライザーシステムの機能を完全に回復するには、イモビライザーのプログラム作業を行う前に、キーセット(黒いキー 2 本と新しいコードカード)も交換する必要があります。
以前に交換して所有しているキーを新しいメーターパネルのプログラム作業に使用すると、システムのプログラムは完了し、車両の始動は許可されます。ただし、コードカードに記載されている電子コードで次の作業を行うことはできなくなります:
-
-
特殊設定機能(車両モデルおよび測定単位)
この機能では、メーターパネルに表示される測定値の単位を設定することができます。
コントロールユニットからメーターパネルに、ディスプレイに表示する正しい車両モデルおよび測定単位の情報が自動的に通知されます。 これらのパラメーターを変更するには、サービスメニューに入り、“Set UNIT”機能に入ります。
RESETリセット ボタン(3)を押してバージョンを表示します。
 
ボタン(1)“s”あるいは(2)“t”を押すたびに、ディスプレイには次の情報が順に点滅表示されます。
 
リセット ボタン(3)を 3秒間押すと、現在表示されている状態が記憶され、“MEM”の文字が表示されます。 次のキー ON 時には、メーターパネルは新しい設定で起動されます。
イモビライザーのプログラム
メーターパネルのこの機能では、イモビライザーシステムをプログラムすることができます。
 メモ
記憶できるキーは 2本だけです。
 
キー1(黒いキー 2 本のどちらか一方)を挿入し、キースイッチを OFF から ON に回します:
-
-
-
-
作業が正常に完了した場合、ディスプレイには“PROG”の文字が 3秒間点灯表示され、その後通常の表示に変わります。
 
プログラムのキャンセル:
キー ON から 3秒またはキー OFF から 15秒が経過した場合、あるいはプログラム手順が誤っている場合、メーターパネルはプログラム作業をキャンセルし、3秒間“OFF”の文字を表示してから、通常の表示に戻ります。
 重要
プログラム作業中に、メーターパネルはキーのコードを記憶するだけでなく、キー1 (最初に挿入されたキー)とキー2
(2 番目に挿入されたキー)から 2 つの電子コードを取得します。
 
イモビライザーを再プログラムする場合、キーのコードは消去され、新しいキーの新しいコードで置き換えられます。 ただし、2 つの電子コードは永久的に記憶されるので、消去したり上書きしたりすることはできません。
コードカードに記載されている電子コードは、これら 2 つの電子コードのどちらかに一致し、イモビライザーのリカバリーと再プログラムに使用されます。
 
1